第十次五ヵ年計画期の四大プロジェクト
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[プロジェクト概要]  
青蔵(青海省の西寧=チベットのラサ)鉄道の建設は党中央、国務院が新しい世紀に行った重要な戦略的決定であり、国の第10次五カ年計画期の四大プロジェクトの一つ、西部大開発の重点工事でもある。

青蔵鉄道は青海省の西寧から南へ向かい、チベット自治区の首府ラサに至る、全長約1956キロ。そのうち、846キロに及ぶ西寧からゴルムまでの区間は青蔵鉄道の第一期工事として、1984年に完工、開通した。現在、建設中のこの鉄道の第二期工事はゴルムから南山口、チベット高原の納赤台、五道梁、沱沱河、雁石坪を通り抜け、タングラ山を越えて、チベットに入り、さらに安多(アンド)、那曲(ナッチュ)、当雄(ダムション)、羊八井(ヤンバジェン)を経由して、ラサに至る。

青蔵鉄道は、世界で海抜の最高の地域で敷設される最も長い高原鉄道である。全線において海抜4000メートル以上の地帯が960キロあり、そのうち、唐古拉山地帯は5072メートルに達し、また550キロに及ぶ凍土地帯、216キロの震度マグニチュード9の地震が発生する地帯を通り抜けることになっている。沿線一帯は寒く、酸欠状態で、生態環境が軟弱で、地殻活動が頻発する地帯でもあるので、敷設工事は予想を越える困難をもたらしている。そのため、このような地帯で鉄道を敷設することは、模索と科学研究の面でも内容豊かなものであるばかりか、困難にみちた任務でもある。

青蔵鉄道の建設は、チベットに鉄道がなかった歴史に終止符を打ち、青蔵高原の交通条件と投資環境を改善し、チベットの資源開発と経済の急速な発展を促し、全国各地とチベットの結びつきを強化し、チベット族と全国の各民族の文化交流を促し、民族の団結を増進し、人びとに幸福をもたらすうえで重要な役割を果たすことになろう。
 
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青蔵鉄道は2006年にラサまで敷設
着工前の最終測量作業