ここ数年間、歴史文化名城ラサは経済発展を速めると同時に、文物への保護を強化し、古城ラサの独特な民族特色を残している。
洛桑江村ラサ市長の話によると、ここ数年間、全国がチベットへの支援を強化し、チベット経済が発展するにつれて、ラサ市の建設は著しく加速した。昨年、固定資産総投資が同期比46.65%増の12.26億元に達した。都市道路、給水・排水、緑化、通信、文化、教育、保健など施設の建設に重点を置き、都市の外観が著しく改善され、都市機能が更に整えられた。教育、科学技術、文化、保健などの事業は全面的に発展した。
同市長は「ラサ市は経済発展を速めると同時に、文物への保護を非常に重視する」と述べた。1989年、国は5300万元を投じてポタラ宮を修復すると同時に、ポタラ宮広場の増改築を完成させた。1994年から、ポタラ宮、チョカン寺などが世界文化遺産名簿に盛り込まれた。1998年から、ラサ市は相次いで1300万元を投じて、旧市街地にある40カ所余りの古い建築物を修繕した。
伝えられるところによると、今後の5年間、ラサ市は投入を増やし、八廓街歴史文化街の危険住宅を修繕し、インフラ施設を整えて、歴史的価値のある従来の建築物を集中的に保護する。ラサ市博物館の建設を計画、準備し、ポタラ宮、チョカン寺など文物建築物を重点に修復作業を行う。
新華社より2002年3月7日