この重さが4キロもある「リー族伝統文化」という大型画集は、家屋、家庭、飲食、服飾、宗教、入れ墨などの12の面からリー族の伝統的な文化の起源と発展を系統的に紹介し、精選された600余枚の写真は、内容が豊富多彩で、リー族の伝統的な文化と歴史の変化を全面的に明らかにしている。

　リー族は中国の56の民族の中の一つであり、人口は120余万人で、主に海南島に住んでおり、長い歴史がある。昔から、リー族の人びとは自らの英知と才能をもって、独特な文化を築き上げ、中華民族の宝庫の中の至宝と見なされている。民族の文化を「保護、発掘、研究、発展」させる方針を貫徹し、リー族の優れた伝統的な文化を発揚し、世界じゅうの人びとに海南省のことをよりよく知ってもらい、リー族のことも知ってもらうため、海南省人民代表大会、海南省人民政府、政治協商会議海南省委員会の関係部門は「リー族伝統文化」を編集、出版し、リー族の人びとの長年の願いを実現した。

　海南省人民政府、国家民族委員会は３月11日北京で「リー族伝統文化」出版座談会を開き、全国人民代表大会常務委員会のブハ副委員長がこれに出席した。海南省の王嘯風省長、国家民族委員会の李晋有副主任、全国人民代表大会常務委員会委員・画集編集委員会の王学萍（リー族）主任らは中華民族の優れた伝統的な文化を発揚する中で体得したことを心おきなく語り合った。座談会の席上、画集編集委員会は全国の20以上の図書館にこの画集を贈呈することを明らかにした。

「チャイナネット」2002年3月19日