森林野菜とは、森林の中に生えている食用植物のことを指し、これらの植物はほとんどが公害と環境の汚染を受けておらず、栄養が豊富であるばかりでなく、味も申し分なく、独特な風味があり、その上人体に非常に有益であり、人々に「樹海の山の幸」と呼ばれている。ここ数年、森林野菜の社会的地位がぐっと向上し、ますます人々に歓迎されるようになっている。森林野菜はその食用する部位に基づいて、主に次の6種類に分けられる。
一、
茎を食用に供する森林野菜 野生の竹の子、野生のキンサイ、ノダケ、野生のエンドウ、コーンスなどがこれに属し、その柔らかい茎、芽、枝も食用に供することができる。
二、
葉を食用に供する森林野菜 タンポポ、野生のワラビ、野生のヒユ、槐(エンジュ)の木の葉、ハナヤサイ、スベリヒユ、藹菜、ヨモギの葉などがこれに属し、その若葉と若芽も食用に供することができる。
三、
根部を食用に供する森林野菜 土淮山、土茯苓、野生のユリ、大麦冬、山葛、ジュウサイ、コンニャク、キノコなどは、いずれもその塊根、鱗茎を食用に供することができる。
四、
花を食用に供する森林野菜 ゲッカビジン、キクの花、モクセイ、ラン、ケイトウ、月見草、スイカズラ、セッコクの花、プルメリア、赤いツツジなどは、いずれもその花、つぼみがおいしい料理の材料となる。
五、果実を食用に供する森林野菜 イチョウ、クルミ、クリ、ハシバミの実、マツの実、風眼果などは、その果実はいずれも食用に供することのできる栄養品の中の絶品である。
六、菌類の森林野菜 マツタケ、キヌガサタケ、シロキクラゲ、シイタケ、ヤマブシタケのキノコ、針のキノコ、モウコシメジ、牛肝菌(キノコの一種)、クロキクラゲなどはいずれも非常に有益な健康食品である。
「チャイナネット」2002年3月21日