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民間資金で芸術品の「里帰り」ブーム
中国画の大家潘天寿の20世紀50年代の名作『松鷹図』は1993年上海の朶雲軒でのオークションで32万元の値段で香港の買い手のものとなった。1995年にこの作品はふたたびシンガポールでオークションにかけられた。今年の春の北京の栄宝斎でのオークションでやっと上海のある私営企業家が117万元の高値でそれを買い取り、この名作は初めて国内に残されることになった。

『松鷹図』のような中国の書や絵画の名作が海外に流れていたことは、国内のコレクション界に気まずい思いをさせてきた。というのは国内で大がかりな画展を開催するとき、展示会の「目玉」として高いお金を払って海外にある中国の名作を借りてこなければならなかったからだ。

しかし、この二年間に、潘天寿、黄賓虹、斉白石、張大千、呉湖帆、陸儼少ら多くの名家の海外に流れていた作品が次々と「里帰り」し始めている。中国の経済の着実な発展で活気あふれる繁栄したオークションが育て、最も活力のある民間の資本が直接この芸術品の「里帰り」ブームを引き起こすことになったのだと収集家たちは考えている。

コレクション界の人びとの話では、海外から収蔵品を買い取った国内資金のほとんどは民間からのものだという。今年の5月1日に、浙江皓翰競売公司が主催したある芸術品オークションの369点の作品の競売結果は520万元であった。その中の90%以上の作品は民営企業のオーナーのものとなった。

民間資本が活発な浙江省では、民営企業家は文物に強い興味を示している。この競売において、匿名を望むある不動産会社のオーナーは一気に潘天寿、黄賓虹、斉白石、陸儼少の合わせて87万元の作品を買い取った。金輪集団は昨年外国から3000万元の文物をオークションで手に入れ、紹興の小小公司も昨年外国から1000万元の文物を買い取って。

民間資本の大量の投入で海外から「里帰り」した作品の値段は十年前の倍にハネ上がった。20世紀80年代の張大千の一部の3、4千元もする作品は今では20万元以上の値段で国内の収蔵家に買い取られている。

国内の競売市場の成長につれ、大陸の買い手たちの収集への投資も円熟の域に達し、賢明になっている。彼等はしばしば国際的に影響力があり、しかも値段のわりに低い香港のオークションに参加している。香港では、かなりの大陸の買い手たちは自分の商業的頭脳を働かせて他の地の価格を下回る値段で外国に流れていた中国の芸術品を買い取ることが可能となっている。

「チャイナネット」2002年7月19日

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