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桂林の漓江景観区
桂林の漓江景観区は世界でも規模の最も大きな、最も美しいカルスト景観地で、昔から数多くの文人がそれに魅了された。桂林市を中心として、北は興安の霊渠から、南は陽朔まで、漓江という川によってつながっている。桂林の山川は昔から「きれいな山、きれいな川、奇異な洞穴」という三つの特色で国内外に広く知られている。景観区には数えきれないほどの観光地があるため、短時日に主な観光スポットを選んで見物するしかない。川一本(漓江)、洞穴二つ(蘆笛岩、七星岩)と山三つ(独秀峰、伏波山、疊彩山)は桂林山水の粋と言える。旅行社の二日間の観光ツアーは普通、一日目は独秀峰、疊彩山、伏波山、七星岩と蘆笛岩、二日目は漓江から陽朔に向かうコースである。

独秀峰 桂林市市街区の王城にあり、地面からまっすぐ突き出た形になっており、ひときわ美しい孤峰である。その姿はよく「南天一柱」という言葉で形容される。朝日や夕焼けに照らされる中、紫色の長衣をまとって、金の帯を結んだ巨人のようで、「紫金山」とも呼ばれる。西側の麓から306段の石段を登ると頂上に到着し、そこから周りを見渡すと、数十キロにわたって散在する桂林の山水が余すところなく目に入ってくる。そのため桂林を訪れる観光客は、最初、独秀峰に登り、桂林全体の風景を見渡す人が多い。独秀峰の麓にはまた読書岩(岩は洞穴のことを指す)、月牙池などの景観もある。読書岩は南北朝時代(西暦420年〜589年)の文学者の顔延之が読書に励んだ場所だと伝えられている。

疊彩山 桂林市の北部にあり、漓江に面し、遠くから見ると数多くのどんすが重なっているように見えるのでこう名づけられた。昔、山には月桂樹がたくさん生い茂っていたと伝えられているので、またの名は「桂山」という。また、麓にユニークな風洞があるかため、「風洞山」とも呼ばれる。疊彩山は越山、四望山、明月峰と仙鶴峰などを含め、市内の美しい景観が集まっている所である。山に登る途中、古木が高くそびえ立ち、美しい山景が疊彩亭、于越亭、秀山書院、仰止堂などの庭園建築物とよく融合しあっていやがうえてもこの一帯の美しさをかもし出している。頂上の拿雲亭は景色を観賞する絶好の場所で「江山会景処(山川の景観の集まる場所)」と昔の人たちに褒め称えられた。山の中には石刻が多く、特に太極閣にある摩崖像と石刻は極めて高い芸術価値がある。

伏波山 桂林市の東北部の伏波門外にあり、東は漓江に寄りそうようにそびえ立っており、「伏波の景勝」と称えられている。主な名所旧跡とくに唐代の摩崖石刻、還珠洞と試剣石などがある。東の麓にある還珠洞は上、下2層に分かれ、互いにつながっている。上の洞穴は天井が高く、曲がりくねっていて、下の洞穴は広々として川に臨み、その中に試剣石がある。試剣石は天然の鐘乳石で、地面との間に剣で切られたような隙間があるためにこう名づけられた。試剣石のそばには石の腰掛けや机があって、前方には鏡のような伏波潭がある。

七星岩 桂林市東部の普陀山の西側の中腹にあり、もともと地下を流れる川であったが、いまは洞穴の景観として知られている。洞穴の奥は上、中、下の3層に分かれている。上層部は中層部より8〜12メートル高く、下層部には現在も地下を流れる川があり、一年中水が満ちている。中層部は下層部から10〜12メートル離れている。観光客が見物できる中層部は地下にある天然の画廊のようで、奥行きは800メートルもあり、最も幅の広い所と最も高い所はそれぞれ幅43メートルと高さ27メートルである。洞穴の中には鐘乳石があちこちにあり、景観が奇異で美しく、本物そっくりの物や人間の姿を呈している。主な景観としては石索懸錦鯉(岩にぶらさがった錦ごい)、大像巻鼻(長い鼻を巻き上げたゾウ)、獅子戯球(まりとたわむれる獅子)、仙人晒網(投網をする仙人)、海水浴金山(水に影を落とす金山)、南天門、銀河鵲橋(天の川にかかる橋)、女媧殿(神話の中の女帝女媧の宮殿)などがある。景観が奇異で変化に富んでいる。

蘆笛岩 桂林市から7キロ離れたところの光明山にあり、入口に生えているアシで笛を作ることができるのでこう名づけ得られた。蘆笛岩は地下に広がるのカルスト洞穴で、奥行きは230メートル、長さ500メートル、一番狭い所は約90メートル、観光コースそのものは七星岩より短いが、景色は七星岩より奇異だ。洞穴の中には鐘乳石、石筍、石柱、石幔(幔幕のような形のもの)、石花などがあって、それぞれ姿が美しく精巧な形をしている。石によって作られたこれらの壮大な「宮殿」、そびえ立つ「山峰」、天を支えるような「玉柱」、果てしなくひろがる「森林」はいずれも目を奪うばかりの美しさだ。だから蘆笛岩は「天然の芸術宮殿」ともいわれ、七星岩とともに「桂林の二大奇洞」と呼ばれている。洞穴の中には獅嶺朝霞、石乳羅帳、青松翠柏、盤竜宝塔、雲台欖勝、簾外雲山、原生林、瑠璃宮灯、遠望山城、幽景留聴などの景観がある。

漓江 世界一流の景勝地として広く知られている。漓江観光は主に桂林から川の流れにそって船で陽朔まで下る83キロの旅である。途中、山々がそびえ立ち、両岸の風景が鏡のようにきれいな水に映り、まるで長い画廊のようだ。途中には主として像鼻山、穿山、闘鶏山、精品山、浄瓶山、磨盤山、冠山、綉山、仙人推磨、画山、黄山倒影、螺螄山、碧連峰、書童山などの観光スポットがある。川の水面に投映された山々の姿だけでも格別な趣がある。水面に投映された山は本当の山よりもっとはっきり見えるばかりか、水の流れに沿って山も流れているように見える。そして、山の姿は船の移動によって変化していく。また、漓江の景色は朝、正午と夕方へと移り変わることによって変化し、それぞれ特色がある。特に小雨が降る春の朝、水面に小さな雨が薄い錦布のような模様を刻み、何とも言えない美しさを呈している。

画山は漓江の名山で、川に面して絶壁がそり立っている。長年風雨にさらされて剥落したため、岩石の輪郭はくっきりと多くの層をなしている。これらの岩石は暗くなったり、明るくなったり、また色が変化したりしてまるで数多くの馬が絶壁を走っているようで、いつも観光客の目を引きつけている。興坪は漓江のほとりにある古い町で、きれいな川がくね曲がり、絵のような美しい景色である。町の前方には深い池があり、町の後にはかなりの樹齢のガジュマルの木があって、何人かが手をつないでやっと抱えられるほどふとい。

陽朔 その山水は天下一と言われている。その碧連峰は東は漓江に臨み、中腹には風景道、迎江閣、鑑山楼などの景観がある。風景道にそって遠くの山々と近くの川の流れ、そして歴代の摩崖石刻を見物することができるし、迎江閣に登ってそれぞれの窓から異なった風景を観賞することができ、また鑑山楼に登って陽朔全体の景色を見渡すことができる。鑑山楼の近くには数多くの摩崖石刻があり、そのうちのひとつには「帯」という字が刻されており、特に人々の目を引きつけている。「一帯の川河、少年のうちに努力すべし」という意味がこめられていると言われている。陽朔の政府機関所在地から7キロほど離れた所に、「榕蔭古渡」という景観があり、樹齢千年といわれるガジュマルの木がある。何人かが手をつなげてやっと抱えられるほどふとく、生い茂る枝と葉は空を覆うかのようだ。ことのほか壮観である。近くの風景はこのうえなく美しく、時間をかけて観賞するのもよい。

漓江景観区は面積が広くて景観がたくさんある。しかも気候温暖で降雨量もたっぷりあり、一年中観光することができる。

交通 4〜9月は市街区の解放橋の船着き場から船に乗り、10〜3月は渇水期であるため、車で楊堤まで行って船に乗りかえる。

特産 桂林腐乳(発酸させた豆腐) 沙田柚子(沙田のザボン) 羅漢果 三蛇酒

「チャイナネット」2001年3月10日

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