「日本語作文コンクール」を主催するなど、日中交流事業と精力的に取り組んでいる国際交流研究所は、大森和夫先生と大森弘子先生の編集による「中国の1万2967人に聞きました」と題するアンケート調査を、このほど日本僑報社から出版致しました。
同書の「まえがき」で編者は、「日中関係は国交正常化30周年を迎えましたが、壁にぶつかったり、ギクシャクしたり、「きしみ」が表面化することもしばしばです。」と現状を分析し、それは「どこに原因があり、何が問題なのでしょうか。」と問題提起を試み、「日中友好には「相互理解」が不可欠です。」と自説を述べた上で、相互理解の前提として大切なのは、「中国の人たちの「こころ」を知ることだ」と、アンケート調査の動機に言及しております。
同書は日本人として、あるいは中国人が「日中友好」を考える基礎資料として、時宜を得た出版物であり、日中友好協会を始めとする主要な友好団体も、同書の推薦に名を連ねております。
「人民網日本語版」2002年8月26日
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