黒竜江省南東部にある鏡泊湖は、牡丹江市から110キロ離れたところにあり、火山の溶岩が牡丹江に流れ込むことによって形成した湖であり、南北の長さは約50キロ、最も広いところの幅は9キロ、湖沼地帯の面積は90.3平方キロ、水域面積は89.7平方キロ、深さは平均40メートル、最も深いところの深さは62メートル。湖の中には大小の島々がそびえ立つ山のようにあちこちに点在している。湖の出口には石の断崖があり、深い淵に臨み、滝ができている。湖は曲がりくねた形をしており、山々に囲まれている。また、吊水楼の滝、白石砬子、大孤山、小孤山、城壁砬子、珍珠門、道士門、老鴰砬子などは鏡泊湖の八景といわれている。昔は「忽汗海」と称されたことがあるが、明の時代から鏡泊湖と称されるようになった。湖の両岸には「外八景」と称される景勝地が8カ所もあり、美しい昔話が伝わっている。また、昔からの文化遺跡と現代革命史の旧跡が数カ所ある。故鄧小平氏は「鏡泊の景観」、故葉剣英氏は「高い山に囲まれた湖で、景色は長江以南より美しい」と書き残している。1982年に国務院によって指定された国家クラス第1陣44ヵ所の重点景勝区の一つとなった。ホテルや保養所が70余カ所もあり、数多くの国の指導者を接待したことがある。遊覧船、モーターボート、ペダル式ボートが百隻余り用意されている。年間観光客を延べ100万人受け入れている。
「チャイナネット」2003年7月1日