中国の有人宇宙船「神舟」5号打ち上げを前に、米メディアの関連報道が熱を帯びてきた。
AP通信はほぼ毎日にわたって関連ニュースを配信。ニューヨーク・タイムス、ワシントン・ポスト、ウォールストリート・ジャーナル、USAトゥデーなど各紙も関連記事を連日掲載し、「神舟」5号について紹介している。
メディアの高い関心に加え、米宇宙界にも大きな反響が湧き上がっている。米航空宇宙局(NASA)のオキーフ局長は、中国の有人宇宙飛行について「極めて歴史的なことだ」と表明。「すべてが順調に推移し、今回の飛行が成功するよう願っている。さらに重要なことは、無事安全に地球へ帰還することだ」と語った。
また、アームストロング船長とともに1969年に月面へ降り立ったアポロ11号の宇宙飛行士エドウィン・オルドリン氏は「中国の有人宇宙船の宇宙進出を米国は歓迎すべきだ」と述べた。同氏は、NASAが中国との協力を強化し、中国の宇宙飛行士を国際宇宙ステーションに招待することを提案。「みなの関心を集め、双方の利益に合致するアイデアをわれわれは提案すべきだ」と述べるとともに、中国の宇宙技術の発展に関し「両国にとっての勝利だと思う」と語った。
「人民網日本語版」2003年10月14日