農業部は2月3日、甘粛省蘭州市安寧区、靖遠県、安徽省阜陽市潁州区、界首市、湖南省平江県、湖北省襄樊市、陝西省西安市長安区などで、高病原性鳥インフルエンザの家きん類への感染疑い例が報告されたことを明らかにした。
現地政府は鳥の処分や緊急予防接種など速やかな措置を取ると同時に、国家インフルエンザ参考実験室に検体を送った。すでに適切な感染対策が実施され、人への感染例は報告されていない。
農業部は直ちに、これらの地区へ対策チームを派遣。地元政府とともに各予防・治療措置を確実に実施、感染拡大防止策を進めている。関連部門は国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)など関係機関に鳥インフルエンザの発生について通知した。
深セン市野生動物園でもこのほど、黒鳥が死亡しているのが見つかり、関連部門は専門家を派遣し、死因を調査するとともに、関連の情報収集に努めている。
「人民網日本語版」2004年2月4日