農業部の賈幼陵・総畜産師は5日、国務院新聞弁公室が行なった高病原性鳥インフルエンザ防止に関する記者会見で、「国内では鶏卵の供給不安はない。非感染地域で生産された鶏卵は安心して食用できる」と説明した。
賈総畜産師は、「感染地域で生産された鶏卵はウィルスに感染している可能性があるので、食用前には加熱が必要だ」と指摘。一方、非感染地域については、「鶏卵の食用に全く危険はない」と述べ、安全性を保証した。
全国高病原性鳥インフルエンザ予防指揮部弁公室の発表によると、家きん間の鳥インフルエンザウィルスの感染は、空気・排泄物・飼料・飲用水などを通じた水平感染が主で、親鳥から卵への垂直感染を示すケースは少ない。しかし、実験では感染した鶏が生んだ卵からインフルエンザウィルスが検出されたケースがあるため、垂直感染の可能性を完全に否定することはできない。
「人民網日本語版」2004年2月6日