台湾南部の台南県西港郷の飼育場で先月末、キジ科の鳥「サンスイ」60羽以上が死亡した件で、台湾「防検局」は13日、H5N2型の鳥インフルエンザが見つかったことを明らかにした。台湾でニワトリ、アヒルなど食用以外の鳥からウイルスが検出されたのは今回が初めて。
この飼育場は、今月H5N2型の感染が確認された養鶏所からわずか約3キロの距離にある。「防検局」が念のため検査を行なった結果、この飼育場でもウイルスが検出された。人間の移動のほか、飼料、薬品、生きた鳥類などを車両で運ぶ際、付着したウイルスが拡散した可能性が高い。
台湾「農業委員会」はウイルスの拡散を防止するため、これらのサンスイの処理を決定した。
「人民網日本語版」2004年2月15日