商務部の張志剛副部長は18日午後、北京の飲食業における鳥インフルエンザ対策を視察した。対象となったのは、ケンタッキー北京配送センター、ケンタッキー王府井支店、北京ダックの老舗「全聚徳」の王府井支店で、張副部長はケンタッキーのフライドチキンと全聚徳の北京ダックを自ら試食した。
鳥インフルエンザが発生して以来、全聚徳とケンタッキーの各店舗の売上げには、これまで大きな影響はない。張副部長は調理室や倉庫などを一つ一つ見て回り、同2社が積極的に鳥インフルエンザの予防対策を取っていることを評価した。また張副部長は、飲食業に必要な対策として、(1)原材料の調達、市場への流入の各段階の検査を厳格にする(2)衛生的かつ安全な消費環境を作り、加工手順を厳格にする(3)鳥インフルエンザ応急マニュアルを作成し、ウイルスに汚染されていない原材料を備蓄する――の3つを指摘した。
「人民網日本語版」2004年2月19日