外交部の李肇星部長は25日、釣魚台国賓館でのレセプションに第2回6カ国協議の参加国代表団を招待した。
李部長はあいさつの中で、次のように語った。
各国は討論の中で問題解決への願望や柔軟な態度を見せ、プラスのシグナルを示すとともに、問題解決への思考と構想を提案しており、この中で多くの共通点が見られた。当然ながら、各国の立場には食い違いがあり、中にはかなり大きな対立もあった。これは核問題の解決には相互の歩み寄りが必要であることを示すとともに、貴重な話し合いのプロセスがさらに掘り下げられつつあることを示している。
これから数日にわたる協議の中で、各国が意見の対立を回避しないよう望むと同時に、一時的な対立を理由に協議プロセスに影響を及ぼしたり、対話による政治的解決の方向性を揺るがせたりしないよう望む。各国が高度な理性と忍耐心を保ち、高度な政治的知慮と柔軟性を示し、互いに理解し、譲り合い、相手の立場に身を置いて相手のために考える姿勢を持ちさえすれば、意見の相違を次第に減らし共通認識を蓄積することができる。これにより、問題解決の具体的な目標と原則の枠組みを確定できる可能性が出る。
「人民網日本語版」2004年2月26日