北京で行われている第2回6カ国協議は今日二日目に入りましたが、中国外務省の劉建超スポークスマンは26日北京での記者会見で、「二日目の全体会合で、朝鮮側の『核の全面撤廃』提案に対し参加各側は歓迎の意を表した。朝鮮側のこの意思表明は、核放棄を最終的に実現させる上で不可欠なことである」との考えを示した。
この記者会見で、劉建超スポークスマンは当日の全体会合の進展状況を紹介し、「朝鮮半島の非核化実現のため、六ヶ国はその第一段階の活動内容と対応措置などについて討議を行った。朝鮮側の『核の全面撤廃』という提案に他の5カ国は歓迎の意を示し、朝鮮側のこの意思表明が核放棄を最終的に実現させる上で不可欠なことであると見ている。他の5カ国は朝鮮側が提出した関連の要求に理解を示し、協調して一致を求めるという精神に基づき、実情に見合った踏み込んだ討議を行なった」と述べた。
また、日朝間の「拉致問題」を今回協議の「共同文書」に組み入れるか、または「懸念を持つ問題」などで、この敏感な問題を表現するかについて劉建超スポークスマンは「今日の会合で、6カ国はそれぞれ関心を寄せる問題を提出したが、具体的な解決法については引き続き検討していく」と語った。
「CRI」より2004/02/27