農業部は16日、これまでに鳥インフルエンザの感染が確認された49例はすべて封じ込めに成功したと発表した。同部の賈幼陵報道官(高病原性鳥インフルエンザ対策担当)は同日、読者の関心が高い問題について、記者の質問に答えた。
――今回の鳥インフルエンザは牧畜業にどれほどの影響を与えたか。短期間で回復できるか。
家きん類産業は牧畜業全体のうち約30%を占めている。今回最も大きな影響を受けたのは、専業の家きん類飼育業者と家きん類製品の輸出企業だ。実際、損失が最も大きかったのは、処分された家きん類ではなく、家きん類製品の市場での人気と消費者の信頼だった。幸い、今回の鳥インフルエンザは2カ月で効果的に抑制された。国は一連の政策を迅速に制定し、貸付、利息補助、税金の面などで家きん業者や加工企業に対する8項目の優遇政策を実施し、農家へは積極的に手厚い補償を行った。最近では、全国で家きん類製品価格が急速に回復し、鶏卵と鶏肉の価格は基本的に通常の水準に戻った。家きん類飼育産業は急速に回復するだろう。
「人民網日本語版」2004年3月19日