第3回朝鮮半島核問題に関する北京6カ国協議の中国側プレスセンターが24日発表したところによると、協議参加の各方面の代表団は、当日の午前9時30分から釣魚台国賓館で引き続き全体会議を行った。

　2日目の全体会議では、中国や朝鮮、アメリカ、韓国、ロシア、日本の代表団は引き続き朝鮮半島核問題の実質的な内容について討議を行っている。

　今回の6カ国協議は、23日午後から始まったもので、当日の全体会議が終わった後、中国代表団の章啓月スポークスマンは、「全体会議は、真剣な雰囲気の中で進められており、各方面は、前向きで、柔軟性に富んだ態度を示している」と述べた。

　23日の会議では、アメリカや韓国、朝鮮の代表団がそれぞれ朝鮮半島の核問題解決に関する各自の方案を提出した。会議終了後、アメリカ代表団のある要員は、「アメリカの方案は、3ヶ月間内に核施設を全部取り壊し、また、各時期の核活動についてのリストを提出するよう朝鮮側に要求している。それと同時に、この方案は朝鮮の安全保障への関心やエネルギーの需要、封鎖解除などにも及んでいる」と明らかにした。

中国代表団のメンバーでもある章啓月外務省スポークスマンは、当日朝鮮も自分自身の解決方案を出したことを確認したが、この方案の具体的な内容を明らかにしていなかった。これについて、朝鮮側も発表していなかった。

韓国代表団のイ・スヒョク団長は23日夜、「韓国の方案は、朝鮮が国際監督の下で、ウランの濃縮を含むすべての核計画を完全かつ徹底的に放棄すべきだと考えている」と述べた。

当日の会議終了後、ロシアや日本の代表団もマスコミに対して、「今回の協議は成果を挙げる可能性がある」との見解を示した。

日本の共同通信が24日報道したところによると、日本代表団は、「日本はアメリカ側の提出した新提案の基礎の上に、朝鮮が全面的に核を放棄し、核凍結を実施する前提の下で、朝鮮側にエネルギー援助を提供する」と表明した。

CRI　2004年6月24日