国家鳥インフルエンザ参考実験室は6日、安徽省巣湖市居巣区の養鶏場で死亡したニワトリの死因が、H5N1型の高病原性鳥インフルエンザであることを確認した。
農業部は、ニワトリ死亡と鳥インフルエンザの可能性の報告を3日に受け、ただちに調査チームを派遣して感染拡大の防止にあたった。現地政府は規定に基づき、病原特定のために関係サンプルを国家鳥インフルエンザ参考実験室に提供。また、「動物検疫法」に基いて発生現場を封鎖し、3キロ以内のすべての家きん類を処分するとともに、5キロ以内の家きん類については予防接種を実施した。現在、すでに感染拡大は抑制されている。
同養鶏場は比較的隔離された山の斜面に位置し、ひよこも現地で調達しており、他に感染は発生していない。ただ、現場が巣湖から近いため、渡り鳥か水鳥から感染した可能性が高いとみられている。
関連部門はすでに、感染情況について、国連食糧農業機関(FAO)、世界保健機関(WHO)、香港、澳門(マカオ)、台湾などに通知した。
「人民網日本語版」2004年7月7日