温家宝総理は6日に開催されたスマトラ沖地震被災国支援緊急首脳会議で、情報の共有を強化する必要性を指摘し、中国の衛星「風雲2号」のデータおよび製品を関係各国に提供し、情報・技術両面から地域の気象予報・環境監視・災害監視をサポートする意向を示した。
これに関し国家衛星気象センターの楊軍主任は9日、被災国支援のために気象部門がすでに多くの働きをしたことを指摘したうえで、「風雲2号Cの位置と観測角度は被災地域の観測に非常に適している。被災各国の今後の天気予報・気候予測・環境観測および津波警報システムの構築にとって、風雲2号Cが最適な衛星のひとつであることは間違いない」と説明した。同センターは、被災各国が必要とする時に中国政府の統一方針に基づき、風雲2号Cの関連データ・気象図・製品・技術支援などを提供していくという。
「人民網日本語版」2005年1月10日