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玉竜雪山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝日が東の空に徐々に昇り、空が晴れわたり、空気のすがすがしい朝の麗江(川)の堰堤(えんてい)の上に立って眺望すれば、ときおり玉竜雪山が漂う雲やもやの中で玉の竜のように見え隠れし、ときおり青空となって山峰が風呂が上がった少女のように見え、ときおりたなびく雲に縛られるように囲まれ、ときおり空へ舞い上がろうとする仙女のように見え、まことに美しい。玉竜山のふもとにたどり着いた人たちは、一般にはそれを征服しようとする考えが浮かぶことはあり得ないが、揺さぶるような感動で、ひれ伏して崇めようとする気持ちがおのずから生じるほどである。

「玉竜雪山は天下一」という詩句はオーバーな表現ではなく、この山は確かに造物主が作った山と川の傑作であると言える。そこには北緯最南端の近代の海洋性氷河があり、一年じゅう氷と雪が融けることのない主峰は南から北へと30余キロもえんえんと伸び、空に舞い上がった竜のように見える。伝えられるところによると、玉竜雪山の標高4600メートルの地帯は年じゅう融けることのない積雪があり、それは硬く、きらきらと光り、大昔から人類はそれに触れたことはなく、「大昔からの雪」と言われている。

具体的な景観について言えば、玉竜山には[玉柱擎天](空を支える雪峰)、「玉湖倒影」(湖水にさかさまに映った影)、「臥鹿坪」(腹這いになったシカの姿のようなところ)、「雲杉坪」(唐桧の木に囲まれた台地)、「夜月双輝」(空にかかった月)、「雲帯奇景」(雲の帯のような奇観)などの景観があり、「雪山の十二景」と称えられている。そのうち、「玉竜山の夢魂郷土」といわれる「雲杉坪」は特に観る価値がある。

山の麓からケーブルカーで山腹にある「雲杉坪」に着くと、空がさらに高く感じ、山がさらに青々としているようである。この標高3400メートルのところにある2平方キロもある緑の台地は、生い茂る唐桧の木に囲まれており、目の前の玉竜雪山がきらきらと光り輝き、まるで銀と玉にちりばめられた幻の世界に入ったようである。毎年の4月から7月までの期間に、「雲杉坪」では一面に野生の花が咲き乱れ、草が生い茂り、まるで仙人の世界の花園のようである。「雲杉坪」では緑の木々の枝や葉が風に揺られ、小鳥がさえずり、花が香り、「雲杉坪」の外側には玉の屏風のような峰々が聳え立っており、さまざまな美しい景観をなしている。

「チャイナネット」2005年1月21日

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