哈尼(ハニ)族が暮らす雲南省南部の哀牢山地域には、見渡す限りの棚田が広がる。うち、同省紅河哈尼族イ族自治州元陽県には17万畝(約1万1300ヘクタール)に上る棚田があり、中には1万畝(約670ヘクタール)以上にわたって続く棚田も見られる。
哈尼族の棚田には1300年余りの歴史があり、民族の伝統的な生活環境、農耕文化の象徴となっている。同地区は近年、国内・海外観光客向けの新たなスポットになっており、今年の春節(旧正月)連休中の9~14日(旧暦の正月1~5日)には、5万人近くが元陽県を訪れた。
「人民網日本語版」2005年2月16日