博鰲アジア・フォーラムの基本的な機能については、簡単に6つのEで表現することができる。
(1)Economic Forum(経済的性格のフォーラム)。博鰲アジア・フォーラムは非政府的、非政治的組織として、すべての人たちが関心を寄せている経済問題および経済と関連のあるいくつかの社会問題をめぐって多段階、多岐にわたる対話を行うべきであるとされている。
(2)Exchange of Information(幅広い情報の交流)。博鰲アジア・フォーラムは一つのプラットホーム――このプラットホームにおいてアジアと世界のその他の地域の政界、ビジネス界、学界の情報と視点をめぐってのコミュニケーションが十分におこなわれ、交流が行われる――を構築しなければならない。
(3)Evaluation Based on Research(経済競争力の評価)。博鰲アジア・フォーラムは世界において高い名声を有する経済競争力評価・予測センターになるよう努めることになる。
(4)Exhibition & Exposition(展覧と展示)。博鰲アジア・フォーラムは展覧という国際社会に普遍的に取り入れられている有効な形態を通じて会員と会員の間、会員と非会員の間の日増しに拡大する経済協力を深めるとともに、世界にアジアのトータルな力を提示するものである。
(5)Education & Training(教育とトレーニング)。博鰲アジア・フォーラムはアジア各国・各地域のビジネス・グループに対して時代の特徴に合致した教育とトレーニングを行い、これによってアジアの広範な中小企業の経済のグローバル化の中での競争力を絶えず向上させることになる。
(6)E-Services(ネットワークとエレクトロニクスのサービス)。博鰲アジア・フォーラムは自らのウェブサイトを開設し、それをよりいっそう充実させることによって、情報技術の発展によってもたらされたチャレンジに積極的に立ち向かい、会員とアジアの数多くの中小企業に電子情報、電子政務、エレクトロニクス・ビジネスを含む効果的なサービスを提供することになる。
「チャイナネット」資料