北京で開かれている朝鮮半島の核問題をめぐる第4回6か国協議は27日、始めての全体会議を行った。各国の代表は朝鮮半島の非核化をいかに実現するかをめぐって、それぞれの立場を示し、また関連の主張と提案を出した。
中国代表団の武大偉団長は発言の中で、「6カ国協議は、小異を残し、大同を求め、相違をなくし、共通の認識に達し、平和を実現するプロセスである。各方面がチャンスを掴み、共に北東アジアの更なる明るい将来を作るよう」呼びかけた。
朝鮮代表団のキム・ゲグァン団長は、「米朝関係が正常化され、アメリカの核脅威がなくなれば、朝鮮は核兵器を全面的に廃棄する意向がある」と言明した。
韓国代表団のソン・ミンスン団長は、朝鮮が必ず核兵器を廃棄することを承諾し、その代わりにその他の各方面が朝鮮と関係正常化を実現し、朝鮮に安全保証や経済協力を提供するという所謂朝鮮の核問題を解決する「2本の柱」を打ち出した。
日本代表団の佐々江賢一郎団長は、「もし朝鮮が核計画を廃棄するならば、日本は朝鮮に安全面の保証を提供するつもりである」と表明した。
当日の午後、各代表団は引き続き両国間交渉を行った。関係方面によると、中国の戴秉国外交部副部長は28日の正午、昼食会を催して各国代表団の団長をもてなすことになっている。
「CRI」より 2005年7月28日