北京で行われている朝鮮半島の核問題をめぐる第四回6カ国協議は5日、引き続き中国側が提出した共同文書草案について交渉を続け、各側の代表は共同文書の達成に向けて、各レベルの協議を行っている。
4日夜、6カ国協議は緊急団長会議を開いたが、朝鮮代表団の金桂冠(キム・ゲグァン)団長は会談後の記者会見で、「朝米の立場には依然として食い違いがある。原子力の平和的利用はいかなる主権国が享有すべき正当の権利である。原子力の平和的利用にアメリカが反対することに朝鮮は不満を感じている」と強調した。
一方、アメリカ代表団のヒル団長は4日夜、「各側はいま、食い違いを縮小するために一切の可能な努力をしている」と述べた。
中国側代表団の秦剛スポークスマンは4日夜の記者会見で、「協議はすでに最後に段階に入っている。共同文書を発表できるかどうかは、6カ国協議の成功したかどうかの標識ではない」と述べた。
「CRI」より 2005年8月5日