マクレラン米大統領報道官は19日に談話を発表し、朝鮮が核計画放棄に同意したことに歓迎を表明するとともに、朝鮮半島核問題をめぐる第4回6カ国協議での約束を朝鮮が実行するよう望むと述べた。
マクレラン報道官は「朝鮮が共同声明の内容を実行することがカギだ。つまり、核計画を放棄し、核をめぐる活動の停止を検証できるよう核査察を受け入れることだ」と述べた。
マコーマック米国務省報道官も同日ニューヨークで、6カ国協議が採択した共同声明は「満足できるもの」と表明。また「次回の6カ国協議に参加する関連各国は、朝鮮の核計画放棄に関連する査察状況について、詳細を話し合うことになる」と述べた。
2段階計20日間にわたり難航した討論を経て、第4回6カ国協議は19日、6カ国協議の開始以来、初めての共同声明を採択して閉幕した。共同声明によると、朝鮮は、一切の核兵器と現有の核計画の放棄、核不拡散条約(NPT)への早期復帰、国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れなどを承諾した。米国は、朝鮮半島に核兵器を持ち込まないことや、核兵器や通常兵器で朝鮮への攻撃や侵入を行わないことを確認した。
「人民網日本語版」2005年9月20日