第5回6カ国協議に出席するため北京を訪れたヒル米国務次官補(米代表団首席代表)は8日、核放棄が依然として6カ国協議の最重要問題であるとの考えを示した。
ヒル次官補は「今回の協議では、まず前回協議の共同声明の原則を振り返り、これらの原則を次の段階でいかに実行していくかを討論する」と説明した。
米国が問題解決に向けた計画や方法を提案するかどうかについて、ヒル次官補は「米国に自分の主張があるのは確かだが、同時に、他の各国にもそれぞれ主張があることも知っている」と表明。さらに「われわれは今回、まず各自の立場や考えについて十分に意思疎通することが必要だ」と述べた。
「人民網日本語版」2005年11月9日