朝鮮半島の核問題をめぐる第5回6カ国協議は10日、2日目の協議に入り、各国代表は、前回協議で採択した共同声明の実現に向け具体的な実施案を協議し続けている。
会議は、団長会議と二国間協議の形で行われているが、当日朝、韓国代表団の団長であるソン・ミンスン(宋旻淳)外交通商次官補は、ホテルで記者団に、「今日の団長会議では、共同声明の具体的実施案を提出する」との考えを示した。
アメリカ代表団団長のヒル国務次官補は10日早朝、「9日の会談で、各側は、前回協議で採択した共同声明を具体的な行動に移すことについて協議し、6カ国協議プロセスをいかにして推進するかについて一致に達した」と述べた。
これに先立ち、日本代表団の佐佐江賢一郎団長は9日夜、「9日の協議における各側の意見は相対的には合理的だ」との見解を示した。
「CRI」より2005/11/10