朝鮮半島の核問題をめぐる第5回6カ国協議は10日、北京の釣魚台迎賓館で2日目の全体会合などが行われた。午前の全体会合では各国が第4回協議の共同声明の実行方法についてそれぞれの立場と主張をさらに詳しく述べ、率直な議論を進めた。各国はいずれも、他国の提案における積極的要素に注意を払うとともに、一部問題の懸念事項においてまだ完全には一致していないことを認めた。
中国の首席代表を務める武大偉・外交部副部長は「共同声明の実行プロセスとは、相互の理解と信頼を深めるプロセスだ」と強調し、「引き続き各国が対話と協議によって共通認識を積み重ね、懸念を解消し、困難を克服し、共同声明の早期履行に向けて建設的努力を払うよう望む」と述べた。
午後は2国間協議が行われ、夜には武副部長による各国首席代表とのレセプションが開かれた。
「人民網日本語版」2005年11月11日