外交部の劉建超報道官は15日の定例記者会見で、朝鮮半島の核問題をめぐる6カ国協議の推進で韓国が果たした、積極的かつ建設的な役割を称賛した。
韓国の鄭東泳統一相は14日、このほど休会した第5回6カ国協議で、朝鮮が核放棄に関する5段階の「ロードマップ」を提示したことを明らかにした。ロードマップは次のように提案している。
第1段階:朝鮮があらゆる形の核実験を停止する。
第2段階:朝鮮は新たな核兵器の製造を停止し、いかなる核技術・核原料も他国に移転しない。
第3段階:核開発計画を凍結し、核開発計画を最終的に放棄する。
第4段階:外部からの核査察を受け入れる。
第5段階:核拡散防止条約(NPT)に復帰し、国際原子力機関(IAEA)の監視を受け入れる。
これについて鄭統一相は「朝鮮が核兵器の放棄に真剣であることを示している」との見解を示した。
劉報道官は15日の会見で、次のように表明した。
第5回6カ国協議休会前の11日に発表された「議長声明」は、協議期間中、各国が第4回協議の共同声明の実施方法について真剣で実務的・建設的な議論を行い、関連案を提出したと述べている。各国はそれぞれ類似した、または異なる案を持っており、多くが真剣な検討と議論に値する。またいくつかの案は、非常に建設的なものだ。6カ国協議の推進において韓国が果たした積極的かつ建設的な役割を称賛する。関係各国が韓国案を真剣に議論、検討するものと信じる。
「人民網日本語版」2005年11月16日