吉林省遼源市の病院・中心医院で発生した火災で、同市公安部門は17日午後、火災の原因が病院の電気工事作業員による違法操作だったことを明らかにした。現在、この電気工事作業員は事故の重大な責任を問われて刑事拘留されている。後方勤務科の責任者も刑事拘留された。新華網が報じた。
警察の現場調査によると、火災の原因は、中心医院の電気工事班班長の違法操作だった。15日午後4時半、同班長が当直していた時に、病院全体が停電した。同班長は病院2階の配電室へ向かい、停電の原因をはっきりと調べないまま無理やり送電し、その後配電室を離れた。2、3分後、何かが折れる音が配電室から聞こえ、同班長が配電室に戻ってみると、すでに煙が立ち込めていた。同班長は消火措置を取らず、病院の外へ走り変電器のスイッチを落とした。再び配電室に駆けつけた時には、火はすでに広がり、今回の大火事となった。
「人民網日本語版」2005年12月19日