商務部新聞弁公室は11日、商務部の薄煕来部長、高虎城副部長、傅自応部長助理で構成する交渉団が上海で、欧州連合(EU)欧州委員会のピーター・マンデルセン通商担当委員と繊維問題について協議し、双方が繊維貿易問題の解決で一致したことを明らかにした。双方は今後3年間にわたる中国の対EU繊維輸出増について合意に達し、覚書きに調印した。
マンデルセン委員は、今後2007年までを過渡期と双方が保証し、2008年までにEU市場は中国製繊維製品に対して全面開放することで承諾した。
協議の中で、中欧双方はいずれも繊維貿易が中欧両者間貿易の重要な構成部分であり、現在の両者間の繊維貿易において存在する問題を適切に解決して、いかなる一方的行動と貿易摩擦を避けるべきであると表明した。双方はEUがすでに提起した輸入制限措置(セーフガード)設定に関する協議申請と輸入制限調査を終えた繊維製品10種類について、どのように穏やかに過渡期を実現するかでも合意した。これによって、中国の繊維メーカーは2005―07年の間、対EU輸出で比較的安定した貿易環境を作り出せる。
双方は今後、繊維製品貿易で問題が発生した時、すみやかに協議を通して解決することで同意した。
「人民網日本語版」2005年6月11日