内蒙古自治区の赤峰市ではこのほど、遼代の仏教芸術石窟が新しく建てられ、無料開放されている。
この仏教芸術石窟は赤峰市紅山区南山生態園にあり、全長50メートルで、二つの部分に分かれている。第一部はレリーフで、第二部は仏教人物の塑像。これらの作品はフフホトの白塔や北京の龍泉寺など代表的な仏教芸術作品を真似て作られたものである。
赤峰博物館職員、中国遼、金、契丹、女真歴史研究会の張松柏理事は「遼代の仏教は漢民族に伝わった仏教を源としている。契丹国が成立してから、皇室から庶民まで仏教を盛んに信仰していたので、仏教芸術家や芸術品が次々に生まれた。遼代の仏教芸術は唐の時代の風格も備えていて、唐代の仏教芸術品のおっとりした美しさにに加えて騎馬民族の力強さが表現されている」とおっしゃっている。
「CRI」より 2006年2月21日