中国の著名な景勝地・九寨溝のいま一つの観光スポット・達古氷河が今秋から観光客の受け入れを始めるすることになった。
四川省阿ハチベット族・チャン族自治州黒水県蘆花鎮に位置する達古雪山の海抜3800メートルの一帯から5100メートルの一帯は達古氷河と呼ばれている。永年雪に覆われている多くの山峰が聳え立ち、雪山の北麓と南麓には厚さ60から200メートルの現代山地氷河が形成している。特に面積が8平方キロをも上回る三段氷河は、この景勝地の観光スポットの目玉と見なされている。
氷河のほか、滝、湖、原生林、野生のツツジ、高山草原などの景観も絶対に見逃すことができない。特に秋になると、木々が赤や黄金色の衣(ころも)に着替え、鮮やかな風景は人々の目を奪うものとなる。また、運がよければ、イボハナザル、野牛など貴重な野生動物を目にすることも可能である。
達古氷河の観光開発には、5億元が投下されており、海抜3600メートルの一帯を起点とし、4800メートルの一帯を終点とする全長3700メートルのロープウェーも整備されることになっている。
「チャイナネット」2006年3月30日