中国キャリアロケット技術研究院によると、宇宙船「神舟7号」の打ち上げに使用されるキャリアロケットが、すでに製作段階に入った。神舟7号の打ち上げは、2008年になる見通しという。
中央電視台(中央テレビ、CCTV)のニュース番組「新聞聯播」によると、神舟7号の打ち上げには「長征2号F」キャリアロケットが使用される予定。前回打ち上げられた神舟6号に使用されたものと同型で、技術的な成熟度も高い。製作に向け、すでに使用部品の購買や生産が始まっている。ロケット設計責任者の荊木春総設計師は「今回はさらに品質のすぐれた部品を使う。過去のロケットの飛行状況を考慮し、一部改良も行い、信頼性をさらに高めたい」と述べる。
中国の有人宇宙飛行事業は、神舟7号の打ち上げを皮切りに、第2段階に入る。同段階では飛行士による船外活動や、宇宙空間でのランデブー・ドッキングなどが計画されている。
「人民網日本語版」2006年4月10日