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巨大な電力をもたらした113万人の三峡からの移住者

113万人の移住者が故郷をあとにし、3500平方メートルの住居が取り壊され、千余社の工場、鉱山、30万ヘクタールの農地が水没することを代償として、長江三峡プロジェクトの工事はスムーズに進み、長江下流が永久にはん濫にさらされなくなり、それと引き換えに「半分の中国を照らす」ほどの電力をもたらすことになった。

1992年に、全国人民代表大会は長江三峡プロジェクトの建設を可決した。長江三峡プロジェクトは「一回きりの開発をおこない、一回きりで完成し、数回にわたって貯水をおこない、段階的に移住の仕事を実施する」という建設パターンをとり、ダムの水没範囲は湖北省、重慶市の2都市、21の県を含むものとなっている。これにより、1998年から2009年にかけて、年間の移住者数が10万人に達することになっている。ある外国の首相は、「世界には人口数が百万人以下の国が20ヵ国もある。三峡プロジェクトのための百万人の移住は、まさに一つの国の人口を移動させるようなものである」という感慨深げに述べた。これまでにおいて世界最大の水力発電所であるイタイプ水力発電所の移住者の数は三峡プロジェクトのわずか1/30であり、このような大がかりな移住は三峡プロジェクトが初めてである。

三峡プロジェクトの移住者の生活レベルを引き上げるため、中国政府は三峡の移住者に対し、「開発的移住政策」を実施し、つまり、「移住者の発展を促し、発展とともに移住を実施し、かつて失敗におわった移住の歴史の繰り返しを避け、「移住後の平穏な生活を確保し、さらに余裕があるようにする」ことを目指している。

重慶市の連豊村の人たちは1998年5月に移住先の新村に移り、一人当たりの耕地が40平方メートルまで減少したが、村民は勤勉に働くことで、農業の構造を調整し、たけのこ、リュウガン、からし菜(漬物用)など三種類の農産物を栽培している。三峡ダムエリアの農村部にはかんきつ、草食の家畜の飼育、水産物の養殖、観光業などの産業が発展し、移住者たちの一人当たりの純収入はすでに重慶市の平均レベルを上回っている。

懐かしい長江三峡ははるかに彼方の故郷になり、不案内の新天地は新しい生活の場となった。2000年秋から移住の仕事が始動し、全国の11の省、直轄市は前後として三峡ダムエリアの移住者の16万余人を受け入れ、ダムエリアが直面する「移民を落ち着かせる」プレッシャーを緩和することに努めた。三峡からの移住者たちは最も注目されている人々となった。山地から平原に、かんきつ、トウモロコシの栽培から水稲、綿花の作付に、移住者たちは新しい生活を切り拓いた。

移住者たちは各地で情熱を込めた歓迎を受けている。移住地は交通の便利なところであり、地元の政府は移住者たちに肥沃な農地を提供した。国務院三峡プロジェクト委員会の統計データによると、三峡ダムエリアの移住者の中で、60-70%の世帯の少なくとも一人は出稼ぎ労働者となり、20%はサービス業に従事し、三峡からの移住者は生産、生活、気持のうえで移住地の社会に根付くことに成功している。

「チャイナネット」 2006年4月10日

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