胡錦濤国家主席は18~29日、米国、サウジアラビア、モロッコ、ナイジェリア、ケニアの招待に応じて、同5カ国を公式訪問する。外交部の楊潔チ副部長が14日のブリーフィングで、5カ国公式訪問について説明した。楊副部長は胡主席の米国訪問について、「今年の中米関係において、両国関係の持続的で健全かつ安定した発展の推進に重要な意義をもつ」と指摘した。
楊副部長によると、胡主席は訪米期間に、シアトルやワシントンを訪問し、エール大学でスピーチを行う。また、ブッシュ大統領や他の米国要人と、中米関係やともに関心を寄せる重要な国際問題、地域問題について踏み込んだ意見交換を行う。さらに、米議会議員、州市政府関係者、ビジネス界関係者、学術界関係者、労働者、学生などと幅広く接触し、友好団体が開催する歓迎会では中国の内外政策を紹介する演説を行う予定。
楊副部長は記者会見で、中米関係が現在世界で最も重要な二国間関係の一つだと強調。また、「新たな情勢の下で中米両国の共通利益は絶えず拡大し、協力の基盤は絶えず強化され、チャンスは増えつづけている。中米関係の健全かつ安定した発展が、中米両国の根本利益に合致し、さらにはアジア太平洋地域や世界の平和、安定、発展にも役立つことは、事実がすでに証明しており、今後も証明されていくだろう」と述べた。
(チは「竹」の下に「まだれ」、さらにその中に「虎」)
「人民網日本語版」2006年4月15日