中国の海南省で開かれていた博鰲（ボアオ）アジアフォーラム、2006年年次総会は23日に閉幕した。会議参加者は、今回の会議がアジア経済の一体化やアジアの競争力などの問題に焦点を当て、大きな成果を上げたと評価している。

ボアオアジアフォーラムの理事で、オーストラリアのホーク元首相は年次総会閉幕直前の記者会見で、「今回の年次総会はマクロ経済と企業の具体的な要求とを有機的に結びつけ、会議に参加した企業家のニーズを満たすことに力を入れた」と述べた。

龍永図事務局長は「今回の年次総会の参加者の四分の三は企業界の代表で、企業界のリーダーたちが年次総会の主役となった。また、海外の参加者数は国内の参加者数を超え、フォーラムの国際化のレベルを一層高めることができた」と評価した。

来年のフォーラムのテーマについて、フォーラムの理事長、フィリピンのラモス元大統領は「ボアオ・アジアフォーラムの来年の年次総会はアジア社会と文化の発展などの議題に重点をおきたい」と表明した。

「CRI」より2006年4月24日