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中国最大の硫酸カリ肥料生産拠点、新疆ロブノールに

現時点で国内最大となる硫酸カリ肥料生産拠点の建設プロジェクトが25日、「さまよえる湖」として知られる新疆ウイグル自治区の羅布泊(ロブノール)地区でスタートした。同プロジェクトは投資総額約40億元で、塩化カリウムを採掘して年間120万トンの硫酸カリ肥料を生産するというもの。2009年の工事完了と生産開始を目指す。

中国地質科学院塩湖センターの鄭綿平主任(中国工程アカデミー会員)によると、中国の塩化カリウム消費量は世界の消費量全体の5分の1を占める。カリ肥料の年間需要量は現在800万トンで、うち80%を輸入でまかなっており、現在の需要傾向から考えて2010年の需要量は約1200万トンに達する見込みだ。今回のプロジェクトが順調に進めば、国内のカリ肥料不足が効果的に緩和されるものと期待される。

ロブノール地区は乾燥した気候で、強い砂ぼこりが舞い、「生命の立入禁止区域」と呼ばれるが、枯渇したロブノール湖には豊富な塩化カリウム資源が埋蔵されている。鄭主任は「ロブノール湖は国内で近年に確認された塩化カリウム鉱床としては最大級。埋蔵量は初期探査で1億トンが確認され、将来的には2億5千万トンが見込まれる」と話す。

ロブノール湖は塔里木(タリム)盆地の北東部に位置し、総面積約1万350平方キロに及ぶ世界最大の乾燥塩湖の一つ。ここ数年、国と一部企業が地質資源調査を行った結果、ロブノール地区には豊富な塩化カリウム資源が埋蔵されていることが確認された。北部のくぼ地だけでも、塩化カリウムを中心とした各種資源の大型鉱床が横たわっている。こうした発見は中国の塩化カリウム探査にとって重大な進展であり、今回の塩化カリウム生産プロジェクトはこの大型鉱床を拠点として建設が進められている。

「人民網日本語版」2006年4月26日

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