雲南省禄豊県にある古い町、黒井鎮は、「南方シルクロード」の塩都として有名だ。塩の生産、輸送、販売は漢代に始まり、唐代に盛んになり、明・清の時代に最盛期を迎えた。
黒井鎮の歴史的価値は、時代とともに高まりつつある。村全体に古建築が広がり、多彩な民族芸術や民間芸術が継承されている。現地政府は近年、黒井鎮の塩都としての特色を観光に生かすべく開発に取り組み、黒井鎮がメーデー休暇に受け入れた観光客は8千人に上る。
写真(1):当時の塩を運ぶ人夫の必需品だったわらじ。現在は土産物として売られている
写真(2):黒井鎮に伝わる旧来の方法で塩作りを学ぶ観光客。小さな鍋を使うため「黒井小鍋塩」と呼ばれる
「人民網日本語版」2006年5月8日