14日の母の日を前に、北京など中国11都市の若い母親を対象に行われた「母親幸福感」調査で、仕事などが原因で、1割の若い母親が産休を取れず、約半数が育児に対して「意欲に力が及ばない」と答えていることが分かった。「北京晨報」が報じた。
雑誌「父母必読」が北京新世代市場モニター機構に委託し、11の都市の0歳から10歳の子供を持つ母親を対象に抽出調査を行った。調査票は3000枚配布した。約95%の母親が、「母親になって幸せ」と回答した。このうち1歳から2歳の子供を持つ母親が、「非常に幸福」と感じる割合が最も多い。0歳から1歳にかけて幸福感が増していき、2歳からは少しずつ幸福感が減る傾向が見てとれた。
調査によると、47%の母親が育児に対して「意欲に力が及ばない」と回答した。このほか2.9%は「子供を世話する時間が全くない」。同じく楽観を許さないのは、調査対象者のうち、産休を完全に取れる母親は74%、産休を一部取れるのは16.5%。これに対し、産休を取れなかったり、産休の権利を放棄せざるを得ない母親も9.3%いた。このほか、約20%の母親が、結婚と育児が仕事に影響したり、失業に繋がらないか、心配していた。
「人民網日本語版」 2006年5月12日