中国の雲南省昆明市を起点、ミャンマーの首都ヤンゴンを終点とする国際鉄道、「パンアジア鉄道」西部線の中国側の着工が近づきつつある。新華社のウェブサイト「新華網」が報じた。
中国共産党雲南省委員会の白恩培書記は4日、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の記者の取材に対し、同省は現在中国側区間の早期建設に努力しており、建設準備は順調に進んでいると説明した。
昆明―ヤンゴン間は総延長1920キロ、中国側の昆明―瑞麗間は690キロになる予定だ。雲南省発展改革委員会の資料によると、昆明から広通を経由して大理に至る350キロはすでに完成しており、2010年までの複線化を計画している。大理から瑞麗までの340キロの建設準備も積極的に進められており、現場測量はすでに完了。100億元を投じて早期建設を図る予定だ。
ASEANが提案しているシンガポール・昆明を結ぶ西部線案は総延長2600キロ。バンコク―三仏塔峠―イエ―ヤンゴン―ラショー―瑞麗―昆明間では新たに840キロの建設が必要となる。
「人民網日本語版」2006年6月5日