貴州省では、トウダイグサ科のタイワンアブラギリを原料としたバイオディーゼルオイルの産業化に向けた技術研究が進められており、初めて建設された中間試験生産ラインで作られたバイオディーゼルオイルがこのほど、国の品質検査部門と海外大手自動車メーカーによる指標検査に合格した。重要な指標はいずれも国内産の0号ディーゼルオイルを上回り、欧州の排ガス基準「ユーロ2」をクリアした。同省発展改革委員会が明らかにした。
タイワンアブラギリは荒れてやせた土地でも育つため、農業用地を利用する必要がない。同省には生育に適した土地が約26万ヘクタールある。今回建設された中間試験生産ラインには同省が独自に開発した中核技術が利用されており、年産300トンのバイオディーゼルオイル生産が可能だ。生産された新型燃料は今後、さまざまなディーゼルエンジンに利用される。
また同省はこのほど、ドイツとバイオディーゼルオイルの開発協力提携を結んだ。
「人民網日本語版」2006年6月22日