中国教育部の周済部長は6日、海外にある中国語の教育機構・孔子学院はすでに36カ国・地域で開設され、総数は80ヵ所に達し、また、38カ国、99の機構がすでに開設申し込みを提出していることを明らかにした。
周部長によると、今年までに中国と開設契約を結んだ孔子学院は100ヵ所に達する可能性がある。孔子学院の運営モデルは、中外の大学間協力、中外の政府間協力、外国企業との協力などいくつかのモデルがある。中国は、中国語の学習者たちにさらに利便性のあるサービスを提供するため、インターネット、ラジオ、テレビなどのメディアを利用し、オンライン孔子学院、ラジオ孔子学院、テレビ孔子学院などを開設することになっている。
中国の総合国力と国際的地位の向上にともなって、国外では、中国語学習のニーズもますます増えている。こうした状況を考え、中国は2002年から、各国の自国言語の対外教育の面での経験を参考にし、海外で中国の教育機構を開設し、2004年にこの機構は正式に「孔子学院」と命名された。
教育部のデータによると、海外でさまざまな方式で中国語を勉強している人々はすでに3000万人に達し、100カ国の2500余りの大学が中国語コースを開設している。
周部長は、「現在、孔子学院はすでに国際社会で広く認知されたブランドとなっている。地元では孔子学院を中国語の教育機構と見なしているだけでなく、身近なところで最新の中国情報を手に入れることができる窓口、中国と教育・文化・経済・貿易などの面で交流と協力を行う場と見なしている」と語っている。
「チャイナネット」2006年7月7日