国家統計局の邱暁華局長は6日メディア取材に対し、今年上半期の中国のGDP成長率は10%を超えるとの予測を示した。通年では国が立てた目標の9%を超えるという。北京の日刊紙、「京華時報」が8日伝えた。国家統計局は先に、今年1~3月のGDP成長率が10.3%だったとのデータを発表している。
邱局長は、「ここまでのGDP成長率はずっと10%前後の水準を保っており、今後も短期的には大きな変化は無いだろう」と説明し、「さらに、2010年のGDP成長率が国の目標である7.5%を超えるであろうことを踏まえると、工業生産、建築業、小売業などの基本的経済状況は良好であると言え、数年後まで急速な成長が続く潜在力は大きい」と語った。
インフレに関して邱局長は、下半期に若干の反発があるとの見解を示した。2006年の消費者物価指数(CPI)の上昇率は2%前後まで高まる。高成長・低インフレは各国が目指す理想的な発展モデルであり、現状のデータから見て、中国ではそれが実現できているという。
「人民網日本語版」2006年7月8日