オンライン旅行サービスの国内最大手サイト「携程旅行網(C-trip)」が実施した会員アンケートによると、国内の旅行先では西蔵(チベット)が最大の人気を集めている。また、サッカーワールドカップ(W杯)の盛り上がりの影響で、夏の観光シーズンに入っても観光客の出足が鈍いようだ。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
「携程網」レジャー部門の責任者、唐一波氏によると、西蔵自治区へ乗り入れる青蔵鉄道の開通で、西蔵観光への関心も高まっている。会員が同サイトを通じて手配した遠距離旅行のうち、18%近くが西蔵観光だ。中でも、鉄道旅行に人気が集まっている。2位以下には、レジャー観光の定番とされる三亜(海南省)、麗江(雲南省)、九寨溝(四川省)が続いた。
アンケートでは、サッカーW杯のために旅行計画を遅らせる人が相次いだことが分かった。旅行を予定する会員のうち、9割以上が「W杯が終わってから旅行する」、半数以上が「連日の観戦による疲れを癒してから、8月以降に旅行する」と答えている。この影響で、今夏の観光ピークの始まりは7月末から8月上旬へとずれ込む見通しという。
「人民網日本語版」2006年7月13日