中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の間で全面的な関税引き下げ措置が実施されてから、7月20日でちょうど1年になる。「貨物貿易協定」の規定に基づき、中国はこの1年で3408品目について輸入関税を引き下げた。ASEAN側もそれに呼応する措置をとった。中国税関の統計によると、2005年7月から2006年5月までの中国の対ASEAN輸入額は前年同期比20.6%増の741億5千万ドル、輸出額は555億7千万ドル(同23.1%増)となった。商務部の崇泉報道官が14日の記者会見で発表した。
中国とASEANの双方は、自由貿易区の「サービス貿易協定」と「投資協定」について、話し合いを進めている。今後数年で減税対象品目は7000以上に増え、サービス貿易や投資分野も拡大する見込み。2010年には自由貿易区が基本的に完成し、ほとんどの貿易品について、関税を撤廃する計画だ。
「人民網日本語版」2006年7月15日