中国石油化工集団とクウェート国営石油会社(KNPC)が共同で行う、年間1200万トンの石油精製プロジェクトが、このほど国家発展改革委員会の承認を受けた。投資総額は50億ドルで、中外合弁プロジェクトとしては過去最高額。これまでの最高額は、中海殻牌石油化工公司(中国海洋石油とロイヤル・ダッチ・シェルの合弁)による南中国海での石油化工事業(投資総額43億ドル)だった。北京の日刊紙「京華時報」が、中国石油化工集団の子会社、広州石油化工総廠の25日付発表として伝えた。
国家発展改革委員会の承認により、用地は広州市南沙経済開発区に決定した。プロジェクトの主な目的は、中国国内における製品油の供給確保。毎年、エネルギー消費量の多い夏になると、広州市、時には珠江デルタ全体が石油不足に悩まされる。
広州石油化工総廠の責任者によると、業務レベルでのKNPCとの交渉は、すでに中国石油化工から広州石油化工に委ねられている。
「人民網日本語版」2006年7月26日