先般、アメリカのボストン諮問グループは「世界の新しい挑戦者」というレポートを発表し、急成長をとげている経済体(rapidly
developing economies, RDE)の最も有望な企業を選出し、そのうち、中国の企業は44社となった。
香港『文匯報』紙の記事によると、ボストン諮問グループが発表したこのレポートは「この百社の企業は21世紀においての多国籍企業となり、世界の工業と国際市場に巨大な変化をもたらすパワーにもなる」と予測している。
関係筋によると、さまざまな基準に基づいて選出された百社の企業のうち、70社はアジアの企業であり、中国の企業はその中でも最も多く、44社(3社は香港の企業)に達し、インドは二位で21社となっている。
ボストン諮問グループのシカイン副社長によると、欧米諸国は新興市場に現れた企業に大きな興味を示している。「発展途上国の数多くの企業が国際舞台に登場しており、これはアメリカの会社が会議を開く際に検討しなければならない課題になっている。行政担当者たちは新しい挑戦者の登場を実感しており、さまざまな分野でこれを解決することを意識している」と語った。
グローバルパワー、例えば、インターネットの普及や安価の通信技術により、RDE企業は国際市場へ進出しやすくなっているとともに、自国での発展と拡充は、これらの企業の経営者に「企業の成長と競争力を保つためには、海外市場を切り開かなければならない」ということを教えている。
「チャイナネット」 2006年8月9日