「大都市交通渋滞問題のボトルネックに対する基礎科学問題研究」はこのほど、2006年の国家重点基礎研究発展計画(「973」計画)の一部として認可、正式にプロジェクトとして立ち上げられ、内容が公表された。これは「973」計画のなかで唯一の都市交通問題に関するプロジェクトとなっている。プロジェクトの首席科学者は、北京交通大学の高自友教授に決まった。
北京市はこのプロジェクトの実証研究対象に選ばれた。同市における交通需要の時間的・空間的な分布特徴、交通手段の供給能力、道路交通網のレベル分けなどの方面から研究を行う。またいくつかの典型的な区間と交差点を選んで詳しく分析し、交通渋滞解消措置を研究する。
このほかプロジェクトでは、北京市の大型交通網の渋滞解決方案の評価モデルを構築するほか、ビジュアル・シュミレーション技術を利用して、交通渋滞のボトルネック解消シミュレーションシステムを開発、これにより北京の交通渋滞を解消するモデル工事を形づくる。
「人民網日本語版」2006年8月11日