四川省と重慶市は今年6月以降、相次いで観測史上最悪の干害に見舞われ、両地共に「1級干害赤色警報」が発令されている。四川省では16日までに省内121県(区・市)で干害が発生。住民382万人・家畜493万頭の飲料水が不足し、春作物の耕地200万ヘクタール以上が被害に遭った。重慶市では13日までに住民746万人・家畜684万頭の飲料水が不足し、耕地127万ヘクタールが被害に遭った。また、市内3分の2の郷・鎮(街道)で給水が困難になっている。
中国共産党中央と国務院は両地の干害を重く見て、温家宝総理が自ら重要な指示を行った。中国共産党四川省委員会、省政府、省内各被災地は、緊急干害対策マニュアルを発動。資金2億4600万元、干害対策設備84万セット余りを投入し、作業チーム23組を奥地にまで派遣して、被災地の支援にあたっている。重慶市の各部門も1億5400万元を投入し、作業チーム25組を派遣して支援を行っている。
「人民網日本語版」2006年8月17日